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まんをじして。 ロック54 全曲インタビュー

ロック54 全曲インタビュー 2012.5.21

ケンイチ 今日は3月に発売された『ロック54』について、ナマハゲさんにアルバム解説をしてもらおうということで、このインタビューを企画したわけですが、一応インタビューアーである俺の自己紹介がてら、ここに至った経緯を説明しておこうと思います。
ナマハゲ よろしくお願いします。
ケンイチ まず、俺はFlatLandCoil(以下FLC)というバンドでベーシストをしているのですが、このFLCとビンビールズはお互いを盟友と呼んでいる間柄でして…。6月16日(土)にFLCが大塚RED ZONEで出演時間が50分という特別なライブをやるんですが、その対バンとしてビンビールズも登場するんです。で、せっかくなので、そのライブに向けてビンビールズと何か企画的なことをやりたいなと思い、これが実現したと。
ナマハゲ ありがとうございます。
ケンイチ うちらが初めて対バンしたのは2008年なんですよ。
ナマハゲ 4年前の5月だよね。
ケンイチ そうです。5月です。よく覚えてますね? で、俺はそこで初めてビンビールズを知って、ライブを観て一発で惚れて…。俺は人見知りなんだけど、珍しく楽屋でガンガンと話しかけさせてもらいました。
ナマハゲ 話しかけてもらったよね。俺も人見知りだったんですよね、その頃は。
ケンイチ ハハハハハ。その時「どんな音楽を普段聴いてるんですか?」って聞いたら、すごい戸惑って「え、なんて答えよう」みたいな表情をされたのを覚えてます(笑)
ナマハゲ ハハハ。そうだね。その通りです(笑)
ケンイチ 今ビンビールズは凄く人気があるじゃないですか? でも、うちらがビンビールズの良さに目をつけたのは結構早かったと思いますよ。
ナマハゲ あの頃はねぇ、ちょっと中弛みしてた時期だったね。中弛みというか、若干自信を失って…。あの頃(結成3年目頃)は普通にライブハウスのブッキング出たりして…。その時お客さん3人ぐらいしかいなかったの。で、普通のブッキングだから他のバンドがフロアにいるわけでもなく…。
ケンイチ へぇー。それでモチベーション的に?
ナマハゲ 方向性にちょっと迷ってた時期です。
ケンイチ え? あるんですか、そんな時期?
ナマハゲ いや、ありますよ(笑) あの時はまだそんなにライブやってもみんな話しかけてくれるわけでもないし、まだ自信とかはなかった時ですね。パフォーマンスも地味だったと思うけどね。
ケンイチ いや、その初めて会った時のライブで、毛ガニさんがセンターにいたんですよ。で、ナマハゲさんはステージの上手、今の毛ガニさんのポジションで歌ってて…。
ナマハゲ あ、そうそう。毛ガニ・フォーメーションっていう、2回しかやってない凄くレアな(笑)
ケンイチ 俺はそれまでFLCのライブでは一番下手にいたんですよ。で、あのフォーメーションを観て、「なるほど、動く人は真ん中か!」ということで、今では俺がセンター寄りにいるんです。毛ガニ・フォーメーションを取り入れたんですよ。
ナマハゲ ああ、そうなの?
ケンイチ そう。でも、それを取り入れるにあたって、確かビンビールズと話をしたんですよ。まんぷくさんとだったかな?
ナマハゲ あ、まんぷくと話したってのは聞いた、確かに。
ケンイチ ですよね。そう、そのステージ栄えについてアドバイスをもらって、「毛ガニ・フォーメーションをお借りします」みたいな感じで。さっきパフォーマンスは地味って言いましたけど、毛ガニさんがかなり目立った時代ではありましたよね。ある意味毛ガニさん黄金期。
ナマハゲ そうだね。そういう苦肉の策みたいなやつが出てた時期でもありますね。
ケンイチ その辺では派手さはあったと思いますよ。「あ、面白れーなこのフォーメーション」みたいな。インパクトはありました。 まぁ、そんな間柄で、付き合いが始まって、その後も折々でお互いの交流というのがあって…。FLCがボーカルのメンバー・チェンジがあって、復活して最初にビンビールズと対バンしたに時、「flash back」をやってくれましたよね。
ナマハゲ 前奏だけね(笑)
ケンイチ そうそうそう(笑) エールみたいな感じで。あと一回さとしこさんがライブに出れないって言う時に俺がサポートしたりとか、今でもやってるけど、ウチのQがスタッフとしてお手伝いさせてもらったりして。
ナマハゲ そうですね。お手伝いなんてレベルじゃないですよあれは。完全に深入りしてもらってる(笑)



ケンイチ ハハハ。そんな感じで交流しつつの間柄で…。で、今回は『ロック54』が発売されてもう3ヶ月経ったので、そろそろ作品に踏み込んだ話しを聞いてみたいなと思います。今回「ロック54」の話を聞こうということで、過去のアルバムも遡って聴いてみたんですけど、本人的には、過去のアルバムと『ロック54』を比べてみていかがですか?
ナマハゲ そうですね。前作の『ザ・ベスト』が“どポップ”な感じで…後半になっていくにつれてだんだんヘンテコリンになっていくんですけど…全体的にポップだったと思うんですよね、かなり。で、今回の『ロック54』はポップというところは変えてないんだけど、今まで出してなかった部分みたいなところを出して行きたいなというところがあって…。具体的に言うと、なんて言うんだろう、マイナー進行の曲を入れてみたりだとか、明るいだけじゃない、ポップなんだけど明るいだけじゃないような曲の構成とかに挑戦してみようかなということで…。それで「ハイライト」とか、一曲目の「パーマネント」とか、あと「mytube」とかもマイナー進行なんで、そういうのを入れて行きたいなというのはありましたね、自分の中で。
ケンイチ 俺は一番最初に『ロック54』を聴いた時に、シリアスだなって思ったんですよ。前作が“どポップ”っていうのは、やっぱりそういう感覚があって、それと比べると路線を変えたのかなって…。でも、改めて『ザ・ベスト』から『ロック54』を全部通して聴いてみると、実は根本的な部分は変わってないんですよね。第一印象はシリアスでしたけど、実はちゃんとポップだし、キャッチーだし。
ナマハゲ それはそうかもね。自分としてはその、本気でシリアスなやつっていうのはやりたくないんです。やっぱり全体的に一曲だけ通して聴いたとしても、色んな面があるという…。たぶん前の作品から、更にその前の『レ・コード』から見ても、そういう感じは変わってないんじゃないかな?
ケンイチ 逆に『レ・コード』、こっちの方がむしろ暗いんですよね。
ナマハゲ あー、そうだねぇ…そうかな? そう?(笑)
ケンイチ 『レ・コード』を改めて聴いてみたら、結構ロックでした。
ナマハゲ ああ、そうだね。だんだんそのキャッチーっていうところは、どんどんそういう意識が出てきてるかも知れない。『レ・コード』から『ザ・ベスト』の、その辺でわかってきた感じですよね、キャッチーさっていうのが。それは「スリーコード」からだと思う、曲としては。
ケンイチ そいう明確な自覚みたいなものがあったんですか?
ナマハゲ 「スリーコード」って、タイトルもそうなんだけど、一番最初に曲を作り始めた瞬間って、俺がただ適当にDからG♯メジャーを順番に弾いてただけで、そこから作り始めたんで、もうその後は単純にしようというふうに自分の中で決めて作ったやつなんで…。だから、何で最終的にああいう曲ができたのかはもうわからないんだけど、やっぱりみんなが好きだって言ってもらえることが多いんで、その辺からそういうキャッチーさっていうのはどういうことなのかなっていうのがだんだんわかってきたのかなっていう感じですかね。
ケンイチ それは作ってる最中というよりも、ライブで曲を表に出した時のお客さんの反応、リアクションを見て、「ああ、こういうのが良いのか」みたいな?
ナマハゲ うん。こういうのが響いてもらえるのかなって…。
ケンイチ そうして『ザ・ベスト』でキャッチーさというものを会得して、『ロック54』で敢えてそこから一歩踏み外してみようかと?
ナマハゲ うん。そうだな。たぶん一応シンプルでキャッチーっていうのはそのままなんだけど、自分的には『ロック54』ではもう一捻り、加わってるような気はする。サウンド面が多いんですけど、あと歌詞とか…。歌詞も『ロック54』の方は、全体的にちょっと難解っていうか…。
ケンイチ 確かに(笑)
ナマハゲ ちょっと一筋縄ではいってないかも知れない。「LIFE」っていう曲は除いてですけど、そういう風にしようかなとは思った。
ケンイチ サウンド面っていうところで言うと、今回だいぶブラッシュ・アップされた感じはありますね。
ナマハゲ うんうん。サウンド面はやっぱりその技術的なところとか、どういう音を入れたいかとか、そういうところのブラッシュ・アップはしましたね。
ケンイチ なるほど。で、歌詞の話に行くと…。
ナマハゲ 歌詞のことはどんどん聴いてください(笑)
ケンイチ ハハハハ。まぁ、メインはそこになると思うんですけど(笑) 『ロック54』の歌詞が難解になったというのは…。
ナマハゲ もうちょっと具体的に言うと、『ザ・ベスト』はワンフレーズで言いたいことっていうのを…何ていうのかな? たとえばAメロで言いたいことの一連のことを言うという感じで、そしてまたサビで一連の言いたいことを言うという感じだったと思うんだけど、今回はもっと細切れなんですよ。ワンフレーズっていうか、そこに色んな自分としての意味を込めるということで、結構ちりばめられてる。
ケンイチ はいはいはい。でもなんかトータル的な印象って、『ロック54』の方が前向きで…。
ナマハゲ そう?
ケンイチ うん。なんか感動とか感謝みたいな気持ちが伝わってくるなっていうのを感じたんですけど、その辺はあまり意識してなかったですか?
ナマハゲ それはしてない(笑) ただ、ちょっと聴いてる人に想像力を働かせてもらうように作ったと思うんだよね、『ロック54』は。たぶんやっぱり『ザ・ベスト』の方が全体としては伝わりやすいと思う。『ロック54』はそういうのがもっと細かくなってるんで、気づいてもらえる人には、たくさんそういう部分があるかも知れないし、気づかなければそのまま流れて行っちゃうかも知れない。

『興奮してくるね、歌詞を書いてて』

ケンイチ まずは一曲目の「パーマネント」ですが…歌詞に意味不明なレトリックが多いですよね(笑)
ナマハゲ ああ、多いですよね、うん。
ケンイチ ホントもう、「スウィート・ビターなびーどろで候」とか、「メランコリックフェアー」とか、どういう意味だろうという…。
ナマハゲ 意味、結構あるんですよ実は(笑)
ケンイチ それは聞いちゃっても良いんですか?
ナマハゲ うん。最初の「電気ギターの旧式で候」っていうのは、イメージ的にはマーク・ボランなんですよ。
ケンイチ マーク・ボラン!?
ナマハゲ Tレックスが好きなんで(笑) これタイトル「パーマネント」じゃない?
ケンイチ はい。あ、マーク・ボランのヘアー・スタイル?
ナマハゲ マーク・ボランのパーマネントにかけてるところがあって…(笑) それと一応自分たちのことを重ねて、『電気の武者』っていうアルバムがTレックスにあるんですけど、そういうイメージ。いまだにギター持ってこういう古いことをやってますよっていう…。
ケンイチ なるほど。それで“候”ね(※候=ございます)。
ナマハゲ それで“候”。その次の「スウィート・ビターなびいどろで」っていうのは…。
ケンイチ びいどろってガラス…。
ナマハゲ ガラスって瓶じゃないですか?(笑)
ケンイチ あ、ビンビールズのビン?
ナマハゲ ビールってスウィート・ビターじゃないですか?
ケンイチ ああ!
ナマハゲ そういう感じ(笑)
ケンイチ へぇー!
ナマハゲ その次はジミ・ヘンドリックスですよ。
ケンイチ ハハハ。
ナマハゲ 「パーブル&モヤモヤ」は「パープル・ヘイズ」(笑)
ケンイチ そういう創り方なんだ!
ナマハゲ この曲はそうやって結構遊んだんですね。ジミ・ヘンドリックスはアフロじゃなくて、エレクトリックヘアーと呼んで欲しかったみたいなんで…。
ケンイチ それは実際にそういうエピソードが?
ナマハゲ うん。あれはエレクトリックヘアーって呼ぶらしいです。
ケンイチ なるほど。面白いですね。
ナマハゲ 「パーマネント」のAメロの歌詞とか考えてる時はやっぱ楽しいよね(笑) 興奮してくるね、歌詞を書いてて。
ケンイチ で、ここが急にわかりやすいんですよ。「永遠なんて無いって分かってる」。
ナマハゲ パーマネントって永遠じゃないですか?
ケンイチ そうですね。
ナマハゲ これは何回も出てくるんで、この曲の一個のテーマでもあるんです。
ケンイチ それで次のところも分かりやすいですよね。「あの子天然だから〜」っていう…。この辺はまんまですか?
ナマハゲ まんま無いものねだり。そこから最後の「いつも物足りない」っていうところに繋がっていく。テーマっていうのはその辺ですよね。この辺(最初のAメロ部分)は結構遊んでますけど。
ケンイチ じゃあAメロの部分とサビは歌詞の意味的には、繋がらないんですか?
ナマハゲ 繋がらないです(笑)
ケンイチ そうなんだ?
ナマハゲ ここは遊び。映像的な遊び。で、映像を充ててきたのね、マーク・ボランとかジミヘンとか(笑)
ケンイチ 俺はてっきりナマハゲさんの中にある欲求不満をもっと表に出して行きたい、俺はもっとここのレベルまで行きたいんだみたいなことを宣言したいんだけど、多少照れがあって、こういう難解なレトリックで聴く人を煙に巻きつつ、さらりと少し本音も漏らしてるというというのを感じたんですけど…。
ナマハゲ そうでもないですね。むしろ対象は外。これはどちかと言うと、自分には向けていないですね。世の中とか、色んな人たちに向けて言ったという…。まぁ、永遠なんてないってみんなわかってっるじゃないですか? ないものねだりも分かってるじゃないですか? だから、それ全体を含めて、「そうなんだよ」っていう…。いったんそれを言った上で、先に進んで行くっていう。自分も行くけど、(みんなも)行きましょうよっていう。そういうイメージですね。
ケンイチ そういう、外に向かってっていうのは、過去の作品でも多いんですか?
ナマハゲ 俺の場合は大体半々ぐらいなんだけど…
ケンイチ それはひとつの詞の中で?
ナマハゲ ひとつの詞の中で。
ケンイチ それは相手に言ってる言葉なんだけど、実は自分自身に対しても言ってるという?
ナマハゲ うん。だから俺、自分の曲で救われることが結構あるんですよ。疲れた時とか。
ケンイチ よくビンビールズの曲を聴いてるってことですね。
ナマハゲ 聴いてます。こう言っちゃなんだけど、結構思うよ。「これ良い曲だなぁ〜」とか「良い歌詞だなぁ〜」とかね(笑)
ケンイチ 聴いて自分自身が癒されていると。
ナマハゲ 手前味噌ですが(笑) あと「パーマネント」の中で聴こえると思うんだけど、曲の展開が変わるところで、サンバホイッスルの音が入ってて、あれが俺の中で前向きな部分。
ケンイチ あ、そうなんですか? あれメッセージがあったんですね?
ナマハゲ サンバ・ホイッスルって明るくて前向きな楽器じゃないですか?(笑) そこで、「さぁ!」っていう感じで。
ケンイチ そこでリズム的にも変わっていってという感じで…。そういう曲だったんですね。俺はもっと暗いものだと思ってました。欲求不満メインみたいな(笑)
ナマハゲ いや、そんなことはないです。前向きです(笑) 俺の曲は基本的には全部最後ポジティブにまとめるってことですよ。それはほとんど動かしてないんで。
ケンイチ それはもう昔から?
ナマハゲ 昔から。そうしていかないと自分でも続かないし(笑)

『非常にグニャグニャした感情が出てる』

ケンイチ 2曲目の「牛乳瓶の底」なんですけど、俺が『ロック54』の第一印象がシリアスだなって思ったのはこの曲の影響なんですよ。
ナマハゲ ああ、そう!? へぇ〜。
ケンイチ この曲ってPV第一弾として、アルバム発売よりも先に聴けたじゃないですか? そこでこの曲を聴いて、「あ、今回はなんかシリアスだな」っていう感覚を植えつけられたところがあるんですよ。
ナマハゲ そうなんだ。あのPVで!?
ケンイチ いや、曲ですよ曲!
ナマハゲ ハハハ。
ケンイチ あ、でもPVも、まぁ面白いPVではありますけど、学生ってどこかしら暗いじゃないですか? 中高生って何かしら病んでる感じってあるじゃないですか?
ナマハゲ 中二病ですね。ハハハ。
ケンイチ そういう感じも無意識に感じとっちゃったのかも知れないですね。
ナマハゲ でもそれはあるかも。たとえば歌詞で、一番最初の「ステージへのぼる最後の瞬間」っていう、そこから続いていくAメロの部分ってやっぱり俺が中学生ぐらいの時に、なんかこう…俺、中学生の時に生徒会副会長とかやらされたことがあって…。結構俺暗かったんで…。
ケンイチ そうなんですか?
ナマハゲ 真面目で大人しいタイプだったんで、人前で喋るのとかも苦手なんですね。
ケンイチ なんでそんな人が生徒会副会長やったんですか?
ナマハゲ あんまり覚えてないんだよね。なんかみんなやりたがらない仕事じゃないですか?
ケンイチ で、いいやナマさん(当時のあだ名)にやらせちゃえみたいな?
ナマハゲ そうそうそう。たぶんそういう感じだったと思うんですよ。でもそれで、やってる途中から結構ムケていったんですよ、実は。
ケンイチ それは精神的に成長したということですか?
ナマハゲ 精神的に。たぶん人前で何かをやるってことに目覚めたのはそこからだと…。
ケンイチ 原点がそこに! 
ナマハゲ 原点が(笑) その最初の部分は、当時のそうやって人前で喋ったりスピーチしたりとかっていうのが、なんだかイマイチ上手くできないっていう気分を言ってるのかも知れない。今思えば。
ケンイチ それは今思えばなんですね。書いてる時はむしろライブでステージに登る瞬間のこと想い描いてた?
ナマハゲ いや、どっちかと言うと中学生の頃のような気持ちだったと思う。ただ、そうしようと強く思ったわけじゃないけど、たぶんその辺の記憶が書かせた歌詞だと思います。
ケンイチ なるほど。だからこの“最後の瞬間”っていうのがなんだか足取り重そうなんですね。
ナマハゲ そうそうそう。うん。
ケンイチ で、気になるのは「牛乳瓶の底には神様がいる」っていうのが…これはどういうことだろうと思いますよね。
ナマハゲ それはねぇ、映像ですよ。浮かんだ映像を言葉にしただけ。
ケンイチ それはなんとなく不意に浮かんだんですか?
ナマハゲ フフフ…。
ケンイチ 不意に牛乳瓶の底に神様がいる映像が? なんか中二病が続いてるんじゃないですか?(笑)
ナマハゲ 中二病の曲ですね(笑)
ケンイチ ハハハ。
ナマハゲ まだ治ってない(笑)
ケンイチ PVではその牛乳瓶の底を象徴するものとして、瓶底メガネをかけてるじゃないですか? 浮かんできた映像というのはあのメガネではなく本当の牛乳瓶?
ナマハゲ ええと、どっちもかな? まぁ、同時にって言うか…。「牛乳瓶の底に神様がいる」って画が浮かんだら、じゃあ、牛乳瓶の底って言ったらあのメガネじゃないですか? 牛乳瓶の底のメガネとかかけると、視界が歪むんですよ。 そういう感じ。自分が見てるものが本当なのかどうかよくわからないなという感じ。
ケンイチ やっぱりシリアスな…。
ナマハゲ うん。これほら「俺の人生」とかって言ってるから確かにネガティブってわけではないんだけど…非常にグニャグニャした感情が出てる。
ケンイチ この「不安定ならばカナデロカナデラ」っていうのは、そのまま音楽を奏でろというメッセージですか?
ナマハゲ そこは結構リアルなところですよね。ウチのメンバーもそうなんだけど、精神的にやられてる時とかあるんで、そういう時にスタジオに入って、何時間か音を出すと相当気分がよくなりますよね。
ケンイチ なります! それはよくわかります。俺も仕事終わりでスタジオ行く前とか特に、気持ちが落ち込んでたりすると、「今日行きたくねーな」とか思うけど、いざスタジオ行って音鳴らすと、すっごい気持ち良くなっちゃう。
ナマハゲ もう最初の一曲目ぐらいで気持ち良くなるよね。
ケンイチ もう全然ケロっと治っちゃうんですよ。
ナマハゲ そうでしょ? バンドやってる人はみんなわかると思う。
ケンイチ うん。だからまさに中二病で、死にたいとか人を刺したいとか、そういう人はみんな音楽をやれば良いのにって思いますね。
ナマハゲ うんうん。それはね、これです。この部分。
ケンイチ 「カナデロカナデラ」。ホントそうですよね。もう世の中の子供たちに…
ナマハゲ 伝えたい!
ケンイチ ですね。人を刺したくなったらナイフを持つ前にギターを持てと!
ナマハゲ そうそうそう。スティックでも良いし。
ケンイチ そうですね。マイクでも良いし。
ナマハゲ うん。
ケンイチ それは凄く共感します。…前に「牛乳瓶の底」のAメロのベースラインをナマハゲさんが考えたって言ってたじゃないですか? で、結構自信作だけど、あれはアルバム出てすぐの3月の時の話だったと思いますけど…まだ誰も良いって言ってくれないんだよねって…(笑)
ナマハゲ ハハハ。
ケンイチ ボソって言ってましたけど、その後どうですか?
ナマハゲ まだないです(笑) 自信作なんですけどね。
ケンイチ じゃあ、そこは改めてナマハゲさんの自信作のベースラインを聴いてくれって感じですね。
ナマハゲ お願いします。聴いてみてください。
 
『愚かでも別に良いんじゃないか?』

ケンイチ では次が「ハイライト」。「ハイライト」は前にも言いましたけど、このアルバムで俺が一番好きな曲ですよ。
ナマハゲ ああ、そう言ってくれる人も結構いるんだよね。でも「ハイライト」はあれですよ、このアルバムの中では一番古い曲で、一度ボツになったんですよ。ボツっていうかずっと保留になってた。
ケンイチ それはいつ頃のことですか?
ナマハゲ 『ザ・ベスト』のすぐ後ぐらいに出来た曲なんですよね。ちょっとビンビールズらしくないんじゃないみたいなのがあって…。
ケンイチ それは曲調としては今の「ハイライト」みたいな形で?
ナマハゲ うん。サビとかAメロとか大体同じような感じ。
ケンイチ ビンビールズらしくないってあるんですね? 「ハイライト」みたいな曲調だったら全然違和感ないと思いますけどね。
ナマハゲ 俺もたぶんないんじゃないかなと思ったんだけど、その時はそうかなと思って(笑)
ケンイチ でも、それが復活したっていうのは?
ナマハゲ 「意外とあの曲今やったらいいんじゃね?」みたいな感じで。でも結構ハマリましたね、結局ね。
ケンイチ いや、超ハマリました。PVがまた良いじゃないですか?
ナマハゲ PVね。PVはもう大自信作ですよ(笑)
ケンイチ 作ったのは(笑)
ナマハゲ 違う人なのに(笑)
ケンイチ こだかさんですよね。
ナマハゲ 彼は間違いないよ。
ケンイチ こだかさんご本人が、PV製作の裏話を公開してたじゃないですか? あれ読んで凄くビンビールズっぽいなって思ったのがあったんです。あのPVでみんながビックリしたのって、2Dだった映像が急に3Dになったっていう、あのインパクトは凄かったと思うんですけど、でもなんでそうなったかっていうのが本人の書いてたものによると、元々3D-CGのソフトで作ってて、それを2Dに見せかけてたんですよね。
ナマハゲ そう(笑)
ケンイチ で、どうせだったら3Dも見せようかみたいな。
ナマハゲ そうそうそう。
ケンイチ それが何かビンビールズっぽいなって…。
ナマハゲ だと思うよ。あの、結局ねみんなプロフェッショナルな人じゃないんですよ。で、要はやりたくて勉強しながらやってみて、試行錯誤しながら作り上げるっていうタイプなのね、こだかさんって。多分、うちもみんなそうなんだよ。その過程の中で逆行してみようかなとか、そういうアイデアが出てくるんじゃないかな?
ケンイチ でも逆に、元々持ってたものを隠しつつ、あるところで「実はこうでした」みたいなタネ明かししてみせるみたいな要素もビンビールズっぽいなって思ったんですよね。大人のバンドっていうのを逆手に取るみたいな。
ナマハゲ ああ、なるほどね。うん、ほんとなんかうちも…まぁ俺の同級生なんだけど、うちのメンバーもみんな他人とは思ってないですよね。
ケンイチ なんかリンクしてますよね、感性が…。
ナマハゲ 感性がピッタリとはまってますよね。
ケンイチ あとこの曲の好きなところが、1サビが終わった後の間奏からの展開。あれカッコイイですよね。あの辺の構成とかっていうのはもうスタジオでセッションしながら?
ナマハゲ 主にまんぷくですよね。
ケンイチ ドラム大活躍ですもんね。
ナマハゲ そうだね。あの辺の展開は。
ケンイチ そういう音楽的なところで言うと「ハイライト」のAメロは面白いですよね。あの昭和歌謡の。
ナマハゲ 俺の中ではもう…東海林太郎オマージュ。もしかしたら同じメロディーの曲あるんじゃないかなって不安があるぐらい。
ケンイチ その辺のいわゆる唱歌って感じですよね。そういう“和”のメロディーを載せつつ、ロックとして成立させてるっていうのは、凄いな。
ナマハゲ 「ハイライト」はサビでパーっと抜けるから救われてるところがある。
ケンイチ 救われてるどころが大成功でしょう!
ナマハゲ ああ、まぁバランスが…。
ケンイチ 凄く良いですよ。やっぱその辺のバランス感覚ですよね。ビンビールズを表現するキーワードのひとつとして、バランス感覚っていうのはあると思います。仕事とバンドを両立させてるバランス感覚と、曲の中でも、キャッチーな部分とマイナーな部分を両立させてるバランス感覚とか、歌詞にしてもそうですよね。
ナマハゲ 無意識に気をつけてるよね。
ケンイチ 「無意識に気をつけてる」ってまたバランス感覚の優れた言葉ですね(笑)
ナマハゲ ハハハ。 最初は意識してやってたけど、だんだんそれが身に付いちゃって。まぁ、どっちかに振れたくない。全部トータルに見たらゼロにしたい。
ナマハゲ バランス感覚ですね。
ナマハゲ 実は俺この歌詞気に入ってるんだ。この「愚かな私と三千海里も歩め」っていうの。
ケンイチ これは言葉として強いですよね。
ナマハゲ そうなんだよ。そこも自分で気に入ってるんだよ。愚かでも別に良いんじゃないか? っていうイメージ。
ケンイチ 愚かでも良いから三千海里歩めと。
 
『恥ずかしいっていうか、実はかなり決意がありました』

ケンイチ その次の曲が「LIFE」。この「LIFE」で気づいたんですけど、ドラムのスネアの音が凄く良いですね。
ナマハゲ ああ、ホント? 「LIFE」で気づいたの?
ケンイチ 「LIFE」が一番わかりやすかったです。最初ヘッドフォンで聴いてた時に、凄くドラムが抜けて聴こえて、他の曲も聴いてみたら、ドラムのスネアの音が良かったんですよ。
ナマハゲ それはもうあれですよ、おたくの…(笑)
ケンイチ それはむしろQを褒めてやるべきですか?(笑) ※Q:FLCのドラマーで、『ロック54』ではドラム・テクニシャン=ドラムの調律師として参加。
ナマハゲ そうでしょう(笑)
ケンイチ 音の感触は『ザ・ベスト』と『ロック54』はエンジニアさんが一緒だから、(サウンドの傾向が)比較的似てるといえば似てるんですよ。もちろん全然違うんですけど。でも、その中で何が一番違うって、ドラムのスネアを聴いてもらうと、かなりわかりやすいと思います。
ナマハゲ そうですね。音は良いですね。
ケンイチ この曲はどういう流れで作っていったんですか?
ナマハゲ これは元々俺の友達の結婚式用に作ったんですよ。
ケンイチ その時は歌詞は変えたんですか?
ナマハゲ 歌詞はほとんど変えてない。ほとんどっていうか、全然変えてないと思うな。一年半前ぐらいの、震災のちょっと前ぐらいに結婚式があって、その時に前から歌ってくださいって言われてて、カラオケかと思ってて(笑) 何歌おうかなと思ってて…。で、話してみたら作ってくださいって言われて。
ケンイチ ハハハハハ。
ナマハゲ マジかよって思って(笑) それでゼロから作り始めて…。まぁ、結婚式だからハッピーな感じにしたいし、あったかい感じにしたいしとか思ったりして、結構オーソドックスなコード進行で…。これはメロディーと歌詞は最後の最後まで決まらなくて、結婚式の前の日に決めたぐらいの勢いでしたね。
ケンイチ 超ギリギリじゃないですか。ある程度出来てて最後の詰め程度のことじゃなくて?
ナマハゲ ええと、オケを一人で作ってて、ちょっと軽くレコーディングしたんだけど、打ち込みとか自分で重ねて作りこんでいくんじゃ間に合わないと思って、一応バンドにお願いして。それでオケだけバンドで詰めて、ドラムとベースを録音して、それにギターを重ねて、前の日にメロディーと歌詞を付けた曲です。だから歌詞もそういう歌詞なんですよね。一見してそうとは思わない人も多いと思うけど、普遍性的な部分は意識しました。
ケンイチ うん。あったかさというのは凄い感じますけど、結婚おめでとう! という感じではない。
ナマハゲ 感じではないよね。この曲をアルバムに入れるかは悩んだんですけど…。
ケンイチ それはプライベートな要素が強いから?
ナマハゲ そうそう。でもこの歌詞だったら良いかなって。まぁ、何にでも当てはまるっていうかね。新しい生活を始める時の気分っていうのをちょっと思い出して歌ってみたんですけど。
ケンイチ ある音楽評を掲載しているサイトで『ロック54』が取り上げられてて、「青春みたいな生活をしよう」という歌詞が力強い決意表明みたいな感じで捉えられていましたが…。
ナマハゲ ここの部分の歌詞はやっぱり自分でも言いたいことが言えたかなって…。普通言わないじゃない? でも青春じゃないんですよね(笑)
ケンイチ そうそう。「みたいな」なんですよね。
ナマハゲ その辺の部分に(大人であることの)軽い諦めみたいな部分と、前向きな気持ちが入ってるのかなっていう感じですね。
ケンイチ そうなんですよね。やっぱり青春とは言えないんですよね。
ナマハゲ …とは言えないんで。でも、諦めたくないみたいな感じはみんな持ってると思うんで…。それをでも、敢えてここで言うのも恥ずかしいっていうか、実はかなり決意がありましたね。でもこれは曲作った時点でも思ってたことではあるんだけど、結構本心なわけですよ。それをサビの一番最後の一番良いところに持ってきて大きな声で歌うっていうのは、結構力が要りましたね。みんな青春したがってるんだけど、言えないっていう人は多いんじゃないかな? だって、10代、20代の時俺、40になってこんなことやってるなんて思わないですよ(笑)
ケンイチ でも、それはやっぱりビンビールズがあったからこそっていう…。
ナマハゲ それもあるかも知れないね。でも、逆に10代、20代の時は、30ぐらいになったら家庭を作って落ち着いて…落ち着かなくちゃいけないんだろうなって…。
ケンイチ 思いますよね。
ナマハゲ みんな思うよね。だから結局そんなことはないんだなっていうのは最近ひしひしと感じてます。
ケンイチ 「諦めなくても良いんだよ」っていう投げかけでもあるんですね。
ナマハゲ それはそうですね。正直今、(自分が)青春みたいな生活してるわけじゃないですか? 
ケンイチ そうそう。だから「出来るんだよ」っていう感触をこの歌詞の中に感じたんですよね。
ナマハゲ それはかなり、曲を作っててもライブをやってても常に伝えたいっていうのはありますね。
ケンイチ ある意味ビンビールズとして7年間やってきた今現時点、出来てるっていうことに対する自信というのがここに出てるのかなとも思います。
ナマハゲ それはあるかも知れないですね。
 
『自分の中の記憶とかノスタルジーが繋がっていく』

ケンイチ そして次が「NEVER」。これは完全に大人のロックですよね(笑)
ナマハゲ 大人の歌(笑)
ケンイチ これは唯一作曲がまんぷくさんのクレジットになってますが、これは具体的にどう流れで作っていったんですか?
ナマハゲ これはもうほんとセッションで…毛ガニの得意な、毛ガニの好きなギターを弾いてもらおうっていうところからスタートしてて、ニルヴァーナとか好きじゃないですか? で、そういうのでやろうよって言ってて、そこからギターのリフを弾き始めて、みんなで合わせながら、まんぷくがその場で作ったメロディーが曲になってます。
ケンイチ そのメロディーっていうのはボーカルのメロディーですか?
ナマハゲ ボーカルのメロディー。実はこの曲最初はまんぷくに歌わせようと思ってたんですよ。
ケンイチ そうなんですか?
ナマハゲ そういう流れで最初の頃は進んでたんだけど、まぁ色々全体的に見て、やっぱりナマハゲが歌った方が良いかなって…まず俺が思って。で、みんなもそうかなって。
ケンイチ まんぷくさん歌う気満々だったんじゃないですか?
ナマハゲ 意外とそうでもないんだよ。本当に良いのかなってふうに思ってた感じが…。
ケンイチ じゃあ最初にまんぷくさんが歌うっていうのも本人が言い出したわけではなく?
ナマハゲ さとしこが言い出したんだよね。
ケンイチ おお、なんか意外なところで(笑)
ナマハゲ さとしこは最後までまんぷくが歌った方が良いですよってこだわってて、まぁちょっと説き伏せて、結局俺が歌った感じ。
ケンイチ さとしこさんは何でそんなこだわって…やっぱりちょっと面白いことをしてみたいみたいな?
ナマハゲ たぶんウィーザーとか好きで、ウィーザーのライブとかで、パートチェンジして歌ったりとかする、そういうのが好きみたいですよ。
ケンイチ その気持ちはわかります。パートチェンジってかっこいいですよね。でもそうするとギターのリフは、あれは毛ガニさんが作った?
ナマハゲ うーん、まぁ、毛ガニですね。毛ガニの好きな曲っていうと、すごいタネ明かしなんですけど、ニルヴァーナとか、サビはすごい奥田民生っぽいじゃないですか?(笑)
ケンイチ あ、まさに、ニルヴァーナと奥田民生ってこの曲で言おうと思ってたのはこの二つなんですよ。
ナマハゲ そうでしょ(笑)
ケンイチ まず、ニルヴァーナは、聴いた感じの、出だしのギターの感じもそうですけど、もしかしたらこの「NEVER」っていうのは、「NIRVANA」をもじったのかなって思ったんですよ。
ナマハゲ ああ〜、それはない。偶然です(笑)
ケンイチ あ、ないんですか?(笑) あと、もうひとつ思ったのが、これ、曲が終わると次の曲の「my tube」のSEが流れるじゃないですか? で、「my tube」のSEがなぜか「NEVER」のトラックの方に含まれてるんですよ。
ナマハゲ あ、そうだね。
ケンイチ それってニルヴァーナのアルバムの『NEVER MIND』のパロディーなのかなって。一旦曲が終わったと見せかけてその後に音が流れてくるっていう、それで「NEVER」でさらにニルバーナっぽいリフで、そこまで遊んだのかなって…その要素はなかったんですね。
ナマハゲ ハハハハハ。深読み、それ深読み(笑)
ケンイチ 単純に「やらねばならねば」の「ねば」?
ナマハゲ そうそう(笑)
ケンイチ アハハハハ。で、もうひとつの奥田民生の要素なんですけど、これは2010年代版の「働く男」だなって思ったんですよ。
ナマハゲ ああ〜、それは歌詞ですね?
ケンイチ そうです。あれはユニコーンですけど、「働く男」っていうのは1990年の、あの当時の若いサラリーマンの生活ぶりっていうんですかね。その、仕事に追われてる、翻弄されてる感じを歌ってるじゃないですか? で、「NEVER」は、2012年の今現在の…。
ナマハゲ 成長しちゃった感じの…(笑)
ケンイチ そうそう。成長してもう40代に突入した中間管理職前後の、その辺の人たちの「最近みんな調子どう?」とかそういう会話しちゃう年代ですよね。
ナマハゲ まさにそうですね。「働く男」とか意識してないけど、結果的にそうなってる。
ケンイチ でも、この詞を働く男の詞にしようという狙いは当初からあったんですか?
ナマハゲ これはねぇ。うーんと、最初の一行の歌詞がパッと浮かんできただけですね。
ケンイチ そこから繋げていってって感じですか?
ナマハゲ うん。
ケンイチ で、これ「みんなの調子どう?」とか「カラダの調子どう?」とかって、結構他愛の無い会話をしてる中で、急に「頭の調子はどう?」って言ってるんですよ。これが毒があるなって…。
ナマハゲ そうだね。それが現代感があるんじゃないかなっていう…。
ケンイチ 現代感?
ナマハゲ 今ね。結構みんな病んでるじゃないですか? 毒っていうか、まぁ普通の問いかけですよ。直接そんなこと聞かないけど、人に(笑)
ケンイチ で、「サイボーグのデストロイヤー」っていう、この辺は憧れですか? どんなに仕事しても疲れないっていう。
ナマハゲ うーんとね。そこはもうヤケクソですね(笑) 「NEVER」はあれですね。サビの歌詞が「毎日何なんだよ」っていうところで終わってるっていうのが好きです(笑)
ケンイチ これ自分の中では結論出てないんですか?
ナマハゲ いや、自分の中ではあるよ。あるけど、人によって続く言葉が違うじゃないですか? 敢えてその後何も続けなくても良いかなって。
ケンイチ じゃあ、この後にどんな言葉が続くかによってその人の精神状態がわかるわけですね。
ナマハゲ そうだよね。でも大概これだけ「毎日毎日毎日」って言われたら「もう嫌だよ」みたいな(笑)
ケンイチ あと、ちょっと面白かったのが、「やらねば ならねば たられば」。この辺の語呂のまわし方がナマハゲさんのセンスが出てるかなって。
ナマハゲ まぁ、キャッチーな。
ケンイチ キャッチーですよね。キャッチーだし、うまく韻を踏みながらもちゃんと意味を成り立たせてるっていうのが流石ナマハゲさんだなっていう。
ナマハゲ その辺の短いところに、一個一個に広がっていけるような感じが出せたかなっていう…。かなり悲哀感が出てますよね(笑)
ケンイチ たとえば「NEVER」なんかはまんぷくさんが歌メロを作ってるわけじゃないですか? それはそのまま歌った感じなんですか?
ナマハゲ そのまんま。
ケンイチ そこに対してナマハゲさんのオリジナリティーを入れたりとかは?
ナマハゲ あの曲はしてない。「NEVER」の「サイボーグのデストロイヤー」っていうのは、まんぷくが最初凄い適当に歌ってて、(その時の)歌詞が「毛ガニが茹で上がった」って歌詞だった。
ケンイチ すっごい語呂が悪いですね(笑)
ナマハゲ ハハハ。そうそう。(他の曲でも)語呂の部分は何回も書き直したりするけどね。とっかえひっかえ、言葉を差し替えて作るっていうのはよくやるよね。
ケンイチ ナマハゲさんって語呂は重視してますよね。
ナマハゲ 語呂は凄い重視してるよね。
ケンイチ たまに意味不明なレトリックを使ってるのは、語呂を重視してるから、実は意味はどうでも良いっていう部分があるのかなって思ったんですよ。でも、「パーマネント」に関してはあれだけ意味があったっていう。
ナマハゲ それは両立させるために試行錯誤はしてますよ。
ケンイチ かと思いきや「サイボーグのデストロイヤー」とか、意味のないのもあるんですよね。その辺のジャッジっていうのはどの辺で線引きしてるんですか?
ナマハゲ それは…何だろうね? トライ・アンド・エラー? 自分で何回か歌ってみて違和感を感じるかどうかだと思う。
ケンイチ 語呂と意味を踏まえつつ何回か歌ってみて、それでしっくり来なかったら「じゃあ、意味を捨てちゃおう」みたいな?
ナマハゲ 意味を捨てるのは中々難しいなぁ。「NEVER」みたいなのは珍しいかな? あれは異色。あれを思いついた瞬間もうそれしかないって(笑)
ケンイチ でも、不思議と俺が解釈したみたいに、通してみると、なんとなくそれなりに意味が見えてきますね。
ナマハゲ なんとなく、後付みたいな感じでも繋がってきたりする。それはあると思うんですよ。でもデストロイヤーっていうのは俺としてはもう「破壊者」っていう意味じゃなくて、四の字固めのデストロイヤーじゃない? そうなっちゃうんだよ。そういう意味で、その辺の自分の中の記憶とかノスタルジーが繋がっていく、それで良しとしちゃうみたいな時も…。
ケンイチ やっぱり自分としての何かしらの落とし所が…。
ナマハゲ あるんだよ。

『ひっそりとするのが好きですね、エロは…』

ケンイチ で、小ネタ満載の「mytube」が(笑)
ナマハゲ ハハハハ。
ケンイチ トラック的には前の曲に入ってますけど、「mytube」に繋がるSEにもちゃんとネタを仕込んでるっていうのが…。
ナマハゲ そうなんだよね。あんまり誰にも言われないけどね。あのSEは誰にも誉められないんだよ(笑)
ケンイチ そうなんですか? 俺はニヤリとしましたよ。「黄色く歪む太陽を君は知っているのかい?」とか「西から昇る太陽を君は知っているのかい?」って歌詞があるじゃないですか? その元ネタの曲をSEで聴かせてるのが…。
ナマハゲ その辺の仕込みを気づいてない人はいっぱいいると思います。
ケンイチ じゃあ、これは改めて聴いて欲しいですね、このSEを。
ナマハゲ まんぷくも気づいてなかったんだよ(笑)
ケンイチ は?
ナマハゲ 気づけよっていう(笑)
ケンイチ じゃあ、あのSEはナマハゲさんが勝手に作って入れたんですか?
ナマハゲ ラジオで曲が流れてるようなSEを入れようっていうのはまんぷくがアイデアを出したんだけど、そこに「黄色い太陽」と「バガボンド」を入れたのは俺。で、それを作って聴かせたら「ああいいね」って言ったんだけど、だいぶ後になって気がついた。
ケンイチ ハハハハハ。で、これは何回か聴いてて気づいたんですけど、エンディングあたりで、あれはまんぷくさんなのかな? 桑田桂祐のコーラス(笑)
ナマハゲ 気がついた? これに入ってるネタを全部言える人がいたら何か特典をあげますよ。ハハハハハ。
ケンイチ じゃあ、あんまり俺が気づいたネタとか言わない方が良いのかな? でも、この小ネタが面白いんですよね、この曲は。
ナマハゲ それに気がついてもらえるとね(笑)
ケンイチ あと気になったのが、「ハートは薔薇薔薇」っていうところで出てくるコーラス。
ナマハゲ フフフ。
ケンイチ あれはなんであんなに生々しい音で?
ナマハゲ あのまんぷくの?
ケンイチ まんぷくさんでしょう?
ナマハゲ 「薔薇薔薇」の元ネタは知ってます?
ケンイチ …トシちゃん?
ナマハゲ トシちゃん。
ケンイチ え? モノマネしてます?
ナマハゲ 一応してるつもりなんですけど…(笑)
ケンイチ だからあそこだけ目立ってたんだ!?
ナマハゲ そう。
ケンイチ 俺、このミックスすげー気持ち悪いなって思ったんです(笑)
ナマハゲ 気持ち悪いでしょ?(笑)
ケンイチ これは何の狙いなんだろうって思ってたんですけど、そういう狙いと言えば狙いだったんですね。
ナマハゲ たぶんね、あのー、中途半端になっちゃったんだよね、恥ずかしがって(笑)
ケンイチ アハハハハ。全然モノマネになってないですよ。
ナマハゲ なってないと思う。
ケンイチ でも話としては面白い! だからホントみんな気づいて欲しい、この気持ち悪さ(笑)
ナマハゲ 気持ち悪いよね(笑) でも本当にモノマネするともっと気持ち悪いからね。フフフ。
ケンイチ でも、ここの部分だけ明らかに浮いてますよ。
ナマハゲ そう、浮いてるでしょ?(笑) でもね、結構シリアスな要素も入ってるんですよ、歌詞全体的には。ちょっと下ネタも入ってるしね。
ケンイチ そうそうそう。「並の快感で…」ですよね。
ナマハゲ でもこれ、一番メインのテーマみたいなのを言うと、アンプの曲なんですよ。
ケンイチ あ、「マイ・チューブ」ってチューブ・アンプのチューブ?
ナマハゲ だから歌詞も「持って生まれた鳴りを!」とか、「だんだん強くフラッシュして」とかチューブ(真空管)の話じゃないですか? アンプをちょっと擬人化してるような感じですね。
ケンイチ そういうことだったんですね。俺は単純にミュージシャンとして、自分の音を表現するっていう…。
ナマハゲ それももちろんあるんだけど、ダブル、トリプルミーニングぐらいである。タイトルとしてはトリプルミーニングぐらいである。
ケンイチ そのチューブ・アンプっていうのと、youtubeですよね。youtubeは何か歌詞に関係はあるんですか?
ナマハゲ いや、それはタイトルだけですね。
ケンイチ タイトルのパロディー?
ナマハゲ そう。あとは下ネタ的な(笑)
ケンイチ ああ、なるほど(笑) 珍しいですよね。ナマハゲさんがそういうの出していこうっていうのは。
ナマハゲ そうだね。たまには大人の下ネタ的なところも。
ケンイチ 普段は日常会話であまり言わないですよね。
ナマハゲ 言わないですね。特にする必然性を感じない。ひっそりとするのが好きですね、エロは…。ハハハ。
ケンイチ 「何が十年先のバラ色の未来だ」っていう歌詞は、珍しくストレートにネガティブな発言してますよね?
ナマハゲ ネガティブ? ポジティブだよ。
ケンイチ ポジティブなんですか?
ナマハゲ 「今でしょ」っていう意味なんだよ。
ケンイチ ああ、そういうことか。俺は「十年先にバラ色の未来なんてねーよ」っていう意味かと思ってました。
ナマハゲ 刹那的なポジティブなんですよ、本当は。でも、ネガティブにとる人もいるかも知れない。
ケンイチ だって、歌ってる口調も結構強い言い方してますよね。
ナマハゲ うん。そうですね。若干の怒りみたいなのは持ってますね。そんな10年後のことなんて考えて、今何も楽しいことをしない風潮みたいなことを…。だから、「mytube」のあの部分は、自分でも珍しく強い口調を使ってるなっていう意識はあって、それを敢えて選んだ。

『メンバーに反対されるかなと思ったんだけど…』

ケンイチ で、いよいよ最後の「黎明」です。3.11の直後のライブで、この「黎明」を演奏してましたけど…。あの時確かMCでこの曲は今やりたいから演るんだというようなことを言ってたと思うんですけど…。いみじくも歌詞がちょうど3.11のことを歌ってるように思ったんですが…。
ナマハゲ 歌詞はね、ちょっと書き換えたんですよ、その時に。この「黎明」って曲もアルバムを出すまではライブでやらないようにしようと思ってたんです。歌詞も大体出来てたんだけど、やっぱり3.11があると、気持ちも変わるじゃないですか? それで、全部じゃないですけど、結構変えましたね。
ケンイチ ライブで初披露した時にはもう書き換えた後の、今の状態の歌詞で?
ナマハゲ そう。
ケンイチ 逆に書き換えてない部分ってどの辺のところなんですか?
ナマハゲ 一番最初のフレーズ。その曲はそこから出来ました。タイトルも歌詞を書き換えた後にできたと思うんだよね。元々タイトル決まってなかったの。結構悩んでたんです、タイトル何にしようって。
ケンイチ で、3.11があって、詞を書き換えて…。
ナマハゲ うん。サビのあたりは全部書き直したような気がしますね。
ケンイチ 「行こうじゃないか」とか、これから未来に向けて日が昇っていくみたいな…。
ナマハゲ あんまり大げさなことは言いたくないんだけど、まぁね。
ケンイチ 俺が気になったのが、「サイカイヱ」の表記のさせかたなんですけど…。
ナマハゲ 歌詞として書いた時に、美しさっていうのは意識する。
ケンイチ 文字面ってことですか?
ナマハゲ 文字面。長さとか、綺麗になるように。
ケンイチ それが崩れて書き直すってこともあるんですか?
ナマハゲ ある(笑)
ケンイチ それは語呂とかがハマってても?
ナマハゲ ええと…語呂とかがハマってても書き直すことは…ある。漢字がイマイチとか。その単語の漢字が全体の中で浮いてるとか。それはもう趣味の世界だよね。
ケンイチ 純粋にグラフィカルな要素としての?
ナマハゲ パッと全体を見た時の文字面とか…。
ケンイチ それはちょっと独特かも知れないですね。
ナマハゲ それはでも、日記書く時とか文章書く時とかは毎回絶対ある。
ケンイチ ああ、mixiの?
ナマハゲ mixiの。
ケンイチ それはなんとなくわかりますね。ここで改行しようかどうしようかみたいな。
ナマハゲ それが歌詞書く時とかも結構ありますね。
ケンイチ じゃあ、歌詞カードに並んでる改行の仕方とか、それこそ「サイカイヱ」を漢字じゃなくてあの文字面にしたっていうのも…。
ナマハゲ そういう部分があった。発音とか変えなくても、書き方を変えたりとか、「サイカイヱ」みたいなやつとか、そういうのはよくある。最悪の場合は、歌詞自体を変えちゃうこともあるかな。
ケンイチ なるほど。で、歌詞の配置としては少し戻りますが、「ドゥビドゥバドゥビドゥ」のスキャット。このシリアスな曲にこのスキャット入れるってスゲーなって思ったんですよね。これ迷わなかったですか?
ナマハゲ 迷った(笑)
ケンイチ やっぱり? 敢えて「ドゥビドゥバドゥビドゥ」入れるって凄くないですか?
ナマハゲ ハハハ。
ケンイチ 自分でふざけてるのかって思いましたよね?
ナマハゲ そうだね。でも昔のクールファイブとか、そうやってスキャットみたいなので歌ってる曲ってふざけてるわけじゃないからね。今やるからふざけてるように聴こえるけど(笑)
ケンイチ それは入れ方とかってあるじゃないですか? でも、それでこの曲がブレないのが凄いなって思って。普通ブレますよ。
ナマハゲ そうかな?(笑) でもそういうものじゃないですか、やっぱり。曲だけじゃなくて人生でもシリアスなものばっかりじゃないし、かっこいいことばっかりじゃないんで…。
ケンイチ それ後付けですよね?(笑)
ナマハゲ いやいや、マジマジ(笑)
ケンイチ それをこの曲の中で表現しようと?
ナマハゲ そういうのを入れたくなるんですよ、たぶん。ただ単に全部シリアスとかにはしたくないんで。1曲の中で絶対ふざけてる要素とか、情けないような要素とかを入れたいっていう気持ちはある。その表れじゃないですかね?
ケンイチ この一節で。まさかそんな言葉が聞けるとは(笑)
ナマハゲ でも、メンバーに反対されるかなと思ったんだけど…。
ケンイチ でしょ? それ思いますよね。やっぱ自覚はあったんですね?
ナマハゲ 自覚はあった。あったけど、意外と誰も文句言わなかった。
ケンイチ その辺の信頼関係は凄いですね。
ナマハゲ 一言ぐらい言われたかも。「え? そこドゥビドゥバドゥビドゥって、それで決まりなの? あ、そう?」って(笑)
ケンイチ いや、それは正常な反応だと思いますよ(笑) 
ナマハゲ でも最後に「ライライライ」とかも入れてるし(笑)
ケンイチ いや、あれは別に成立してるじゃないですか。
ナマハゲ あ、そう?
ケンイチ あれはふざけてはいないですよ。
ナマハゲ いや、そうでもないよ。あれだって、谷村新司だし。
ケンイチ ハハハ。そうやって緩急つけてると。でも、真面目に言うと、それがナマハゲさんの1曲、1曲に対するこだわりだという。
ナマハゲ そうですね。それは絶対にあると思いますね。
ケンイチ それは話を聞いてみないとわからないものですね。てっきり天然で入れてるものだとばかり…。
ナマハゲ 結構考えてる(笑)
ケンイチ このスキャットっていうのが、遡った時に、『ザ・ベスト』あたりから急に出てくるんですよね?
ナマハゲ ああ、そうですね。
ケンイチ それは何かきっかけとかあったんですか?
ナマハゲ きっかけはないんですけど、「スリーコード」もそうだし、「ロマンズ」もそうだし、みんなで一緒に歌いたいっていうのがあったんで、覚えなくても誰でも歌えるという…。それで多用してます。「my tube」でもあるし「DA☆DA☆DA!」って。
ケンイチ じゃあ、ここはライブでみんなに合わせて叫んで欲しいところなんですね。
ナマハゲ 欲しいんですけど、まだそこまで浸透してない(笑)
ケンイチ じゃあ、これ読んだ人はライブで「DA☆DA☆DA!」のところで拳を振り上げて大合唱を…。
ナマハゲ やって欲しいですね。
ケンイチ 今谷村新司というワードが出来てきましたが、この曲には松田聖子もありますね。「風立ちぬ」という…。
ナマハゲ あれはオマージュですよ。オマージュっていうか、たとえばそれ知ってる人が、「風立ちぬ」っていうのを聴いて、聖子ちゃんが出てたセシルチョコレートのCMの風景とかを思い出してくれれば良いなって思って歌ってるんですよ。
ケンイチ なるほど、そこにはちゃんとそこに繋がる意味があるわけですね。
ナマハゲ うん。だからこのワンフレーズを聴いたら、俺はこういう風景が浮かぶんだけど、きっとそういうのが浮かぶ人もいるだろうなって。
ケンイチ なるほど。その風景を伝えるためのワード。
ナマハゲ そうそうそう。風景とか記憶とか。だからトシちゃんとかもね。
ケンイチ あの「薔薇薔薇」?
ナマハゲ ハハハ。あれで急にノスタルジックで切ない気持ちになる人もいるかも知れないじゃない? そういうのを共感したい。
ケンイチ 確かに音楽って共感とか共有っていうのがひとつの醍醐味だと思います。
ナマハゲ そうなんですよ。
ケンイチ ライブでみんなで一体感で盛り上がるとか、「この曲良いよね」っていう感覚とかって、結局全部共感に繋がると思うんですよね。
ナマハゲ そうそう。
ケンイチ 自分の価値観とかを音にして、それを誰かと共有できた時の嬉しさ、快感っていうのが、俺が音楽やってる意味かなっていうのはありますね。
ナマハゲ そうなんですよ。結局それなんだもん。それを意識してやるとやらないのとではだいぶね、違うんだよ。



ケンイチ ではこれで全曲について話を聞きましたが、逆にこれを言っておきたかったっていうのはあります?
ナマハゲ 歌詞のこととか聞いてくる人あまりいないんで、ちょっと調子に乗っちゃいましたね。どこまで説明したほうが良いのか、説明しないほうが良いのかっていうのが悩むところで…。
ケンイチ わかります。
ナマハゲ 結局想像力を膨らませて欲しいから、抽象的なところが多様されてるんだけど、実は自分の中では意味が結構あるから、それを説明したい気持ちもあるし、しちゃったら意味が限定されちゃうのかなっていう気持ちもありますね。
ケンイチ それは難しいところですよね。「言いたい! でもみんなの自由に受け取って欲しい!」っていう。結構その辺は葛藤がありますよね。
ナマハゲ それはありますね。
ケンイチ 今回はかなり説明しちゃいましたけど、大丈夫ですか?
ナマハゲ 大体良いんじゃないかな(笑)
ケンイチ 今日は良い話がたくさん聞けました。ありがとうございました。
ナマハゲ もう丸裸にされましたよ(笑)
ケンイチ では次は6月16日のライブで。
ナマハゲ ライブで。


6/16(土) ORGASM VOL512
〜Flat Land Coil 50分ライブ〜
@大塚REDZONE
open 17:00/start 17:30 adv ¥2,200-/door ¥2,500- + 1drink ¥500-

1・17:30 カラミライ
2・18:05 Lionic
3・18:40 sacri fice fly
4・19:15 PALAISO
5・19:50 ビンビールズ
6・20:25 Far apart Daily life
7・21:00 Flat Land Coil
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